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米国航空株を徹底比較【2020年コロナショック、バフェットは売却】

米国航空株を徹底比較【コロナショック、バフェットの売却は正しい判断か?】

米国航空株を徹底比較【コロナショック、バフェットの売却は正しい判断か?】

 

 

悩める柴

投資の神様バフェットが米国航空株を全部売却したよ!

コロナショックで米国航空株は価値がないってことなの?

 

2020年5月にバフェットが保有していた米国航空株をすべて売却しました。コロナウィルスの影響によるものですね。

 

すでに底値にあった航空株は軒並み下落し、さらに大きく下げました

 

この判断が正しかったかどうかは後にならないと分かりません。

 

米国航空株チャート

出典:Motley Fool

 

しかし、投資家にとって大きく下がった航空株は高リスクでありつつも魅力的

 

銘柄を厳選すればババを掴まないのでは?

 

長期保有前提で考えれば、将来的に回復することが見込まれるはずです。

 

本記事の信頼性

この記事を書いている私は、金融に10年以上勤めており、米国にてMBAを取得(ファイナンス専攻)。実際に1000万以上を資産運用しており、正直におすすめ出来るものだけ紹介しています。

 

イーグル隊長

今回は米国航空株を徹底比較し、どれが危険でどれが安全なのかを説明します。

 

 

 

 

2020年米国航空株の紹介【比較的安全】

米国航空株の紹介【比較的安全】

米国航空株の紹介【比較的安全】

 

では米国航空株を紹介していきます。

 

まずはD/Eレシオ(負債/自己資本)で各航空会社の財務健全性をまとめます。

 

AirlineDebt-To-Equity Ratio
United Airlines177.35
Allegiant Airlines166.48
Spirit Airlines157.34
Hawaiian Airlines125.92
Delta Airlines117.17
Alaska Airlines74.28
JetBlue65.68
Southwest Airlines40.70

※アメリカンエアラインはマイナスにつき、対象外。

 

下から順に財務レバレッジが低く、安全であると言えます

 

もちろんD/Eレシオだけでは測れませんが、D/Eレシオは航空会社を評価する上で大事な指標になります。

 

続いて財務内容が健全で比較的安全な銘柄から紹介します。

 

サウスウェスト航空 Southwest Airlines (NYSE:LUV)

格安航空の先駆けと知られるサウスウェスト航空。米国内国内線がメイン。

 

40年以上米国の景気動向に関わらず黒字運営を続ける優秀な航空会社

 

社員第一、顧客第二を掲げており、米国航空会社で唯一アメリカ同時多発テロ以来、社員のリストラを行っていない航空会社。

 

ちなみにティッカーのLUVはLOVEを文字ったもの。

 

財務の健全性は米国航空会社中No.1。レバレッジを低く抑えており、D/Eレシオは40%で一番低い

 

2020年初来からの株価の下げは米国航空会社の中で一番軽く、財務健全性を物語っています。

 

国内線がメインのビジネスであり、コロナ終息後の回復も早いと見込まれます。

 

個人的に米国航空株を買うならサウスウェストです

 

ジェットブルー航空 JetBlue Airways (NASDAQ:JBLU)

格安航空の1社ジェットブルーです。運賃は安いながらも、シートの拡張、グレード向上により顧客満足度を上げています。

 

米国国内線に加えて、メキシコ、カリブ海諸国、南米北部の国際線も運行。

 

ビジネスモデルは格安航空ながら、Mintと呼ばれるプレミアムシートで儲けるモデルを重点的に展開しています。

 

サイズとしては小さめでD/Eレシオはサウスウェストに続く2番目に低い。相対的に安全性は高いと言えます

 

コロナショックからの回復は割と早いと考えます。

 

デルタ航空 Delta Air Lines (NYSE:DAL)

日本でもおなじみのデルタ航空。最近ベースを成田空港から羽田に移したため、ぐっと利便性が増しました。

 

アメリカン航空に次ぐ世界第二位の大手航空会社。アメリカ国内でも顧客満足度が非常に高い会社です。

 

2005年に原油価格高騰による燃料費増加、ハリケーンカトリーナによる被害で破産。その後2007年に経営再建に成功しています。

 

2020年のコロナショックまでは利益も順調に増加していました

 

D/Eレシオは117%。米国航空会社の中では低い方に位置します。

 

国際線、国内線ともに多くを運行。コロナショック後、国際線の回復にはしばらく時間を要すでしょう。

 

アラスカ航空 Alaska Air Group (NYSE:ALK)

アメリカ西海岸をメインに展開する航空会社。JALのワンワールド加盟が予定されています。

 

アメリカ国内線、カナダ、メキシコなどをメイン運行先としています。

 

2016年にはヴァージン・アメリカを買収しました。

 

比較的小規模の航空会社となります。

 

西海岸を中心に国内線、カナダ、メキシコ運行がメインなので、コロナショック後の立ち直りは比較的早いと考えます。

 

2020年米国航空株の紹介【ややリスキー】

2020年米国航空株の紹介【ややリスキー】

2020年米国航空株の紹介【ややリスキー】

 

 

続いてややリスキーな米国航空株を紹介します。

 

ユナイテッド航空 United Airlines Holdings (NASDAQ:UAL)

スターアライアンスの1社で日本でも広く認知されているユナイテッド航空です。

 

2002年の世界同時多発テロで同社の航空機がハイジャックされ、テロに使われたため、利用客が激減。チャプター11の適用を受けました。

 

その後、経営再建に成功し、アメリカ国内線、アジア、ヨーロッパ、南北アメリカなど広く運行しています。

 

また航空会社のサイズが大きく、国内外広く運行しているため、コロナショックからの回復には時間がかかる予想。

 

D/Eレシオが177%と高く、レバレッジが高いのも気になります

 

株価落ち込みは年初来73%と、航空株の中でも投資家から避けられています。

 

回復時の上昇率も大きくなりますが、とはいってもハイリスクな銘柄です

 

ハワイアン航空 Hawaiian Holdings (NASDAQ:HA)

ハワイを拠点とする航空会社。アジア、アメリカ本土からのハワイ行きをメインに運行。

 

世界同時多発テロの影響により2003年に破産申請も、その後経営再建を果たしています。

 

創業以来90年近く、一度も死亡事故を出していない稀有な航空会社です。

 

D/Eレシオは125%と高め。

 

コロナショック後、ハワイへバカンスを楽しむ旅行客の回復にはまだまだ時間を要すると思われます

 

2020年米国航空株の紹介【かなりリスキー】

2020年米国航空株の紹介【かなりリスキー】

2020年米国航空株の紹介【かなりリスキー】

 

 

最後にかなりハイリスクな米国航空株の紹介です。

 

正直倒産の可能性は一番高いと考える銘柄達です

 

アレジアント・エア Allegiant Air (NASDAQ:ALGT)

格安航空会社の1つ。機体年齢は古く、平均20年越え。

 

主に西海岸、東海岸のフロリダを拠点に国内線のみを運行。

 

D/Eレシオ166%と高く、リスキーな先

 

加えて近年リゾート、ホテル、ゴルフ開発に力を入れてきたため、コロナ影響下ではいずれも裏目です。

 

コロナから回復するまでまだまだ時間がかかる先と言えそうです。

 

スピリット航空 Spirit Airlines (NYSE:SAVE)

格安航空会社の1つ。国内線に加えてカナダ、メキシコを運行。

 

スピリット航空は重い負債と小規模の会社サイズから、これ以上のコストカットは難しいと考えられています。

 

特にアメリカ政府による救済プランは従業員のリストラをしないことが条件となっているのでコストカットできない状態です。

 

航空株の中で年初来最も売り込まれており、投資家から避けられています

 

D/Eレシオ157%と高レバレッジの銘柄です。

 

国内線がメインのため、需要回復が早ければピンチ脱却できると思いますが、ハイリスクな銘柄と言えます。

 

アメリカン航空 American Airlines Group (NASDAQ:AAL)

一番危険な先がアメリカン航空。旅客運送数で世界一の航空会社。国際線をメインで扱う。

 

歴史が長く、アメリカを象徴するフラッグシップ航空会社です。

 

過去長い間経営難に悩まされ、コスト削減を続けていたが、燃料費上昇等で2011年に倒産。

 

その後再建するも、コロナ前から経営が良いとは言えず、自己資本マイナス状態。負債も重い先

 

アメリカ政府による航空会社支援がなければもう破産していてもおかしくないレベルです

 

しかし、アメリカン航空はアメリカを代表する航空会社であり、従業員数多いため、アメリカ政府としても潰せない事情があります。

 

とは言っても危険ゾーンの航空会社であるため、かなりのハイリスク銘柄と言えるでしょう。

 

株価は年初来65%下がっていますが、倒産リスクが高いため、よほどの勝負師でない限りは手を出さない方が良いです。

 

まとめ:米国航空株を徹底比較【2020年コロナショック、バフェットは売却】

まとめ:米国航空株を徹底比較【2020年コロナショック、バフェットは売却】

まとめ:米国航空株を徹底比較【2020年コロナショック、バフェットは売却】

 

米国航空株を比較、検証しました。

 

コロナショックで米国航空株は軒並みやられており、完全回復まで3年以上かかると言われています

 

政府による救済プラン、コロナウィルスのワクチン開発、飛行機需要の回復により株価は大きく動きます。

 

全ての銘柄で2020年の年初来50%以上下げているため、コロナを耐えきれば、大きく儲かる銘柄達とも言えます

 

過去ピークまで戻すには時間がかかるとしても、半分戻すだけでも株価25%~40%近く上昇が期待できる銘柄です

 

長期保有でピークまで戻せれば50%~80%程度の上昇が期待できます。

 

航空会社銘柄の中でも一番低リスクのサウスウェストであれば、倒産可能性は低いと考えるので、一考の価値ありではないでしょうか

 

ウォーレンバフェットは全航空株を売却しましたが、時期尚早でしょう。

 

倒産リスクを嫌っての動きですが、銘柄を厳選すればリスクは低いと考えます。

 

なお、航空株ETFは航空株すべてが対象となるので、危険銘柄がもれなく入ってしまいます

 

アメリカン航空は特に倒産リスクが高いと思われるので、航空株ETFは避けて個別銘柄を選んだ方がベターです。

 

大きく資産を増やそうと思うなら多少リスクを取らなければ増えません。

 

航空業界はリスキーだと思いますが、その中でも銘柄を厳選して取引すれば長期的に大きく恩恵を得られるはずです。

 

もちろん大丈夫と言い切れる保証はないので、自己判断で取り組んでください。

 

本記事は以上です。

 

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    イーグル隊長

    30代副業サラリーマンです。資産運用、副業の有益を発信しています。10年以上金融に携わり、米国にてMBA取得。株式アクティブ運用中。自由な生き方をすべく、アーリーリタイアを目指しています。

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